性感染症に対する認識を高める

性感染症いまむかし医学の発達が今ほどではなかった昭和初期、性感染症は人々の恐怖の対象でした。

効果的な治療法や予防策、感染拡大阻止のために、当時は国も動いて様々な措置がとられました。

1927年(昭和2年)には性感染症のひとつである「花柳病」に対して法律が公布され、各地に患者のための診療所を設置すること、さらに感染を自覚しながら性行為を行い被害を拡大させた人に懲役3ヶ月以下の刑が設けられました。

また、医師に対しては性感染症の危険告知及び防止策を指示するようにとの命が下り、製薬会社や調剤関係者は販売に際して成分や含有量の記載を徹底するようにと規定がありました。

この法律は何度かの改訂を経たのち、およそ20年後に廃止されました。

元来存在していた性感染症は【淋病】【梅毒】【軟性下疳】【鼠径リンパ腫】の4本柱で、これらには伝染病予防法等の法律が適用されてきました。

時代が下り、社会様相が変わるにつれて【クラミジア】や【ヘルペス】さらには【HIV】といった病気が台頭してきました。

その結果、性感染症の予防や治療に関する法律は、「感染症新法」に統一されて現在へと続いています。

現代において性感染症は【STD】と称され認知度も上がってきています。

治療法や予防策が確立され、かつてのような恐怖の対象ではなくなってきました。

昨今は自宅で使用できる検査キットも販売されており、性感染症に対する認識は高まってきていると言えます。